2017年2月13日月曜日

まずは身近なところから(3)パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

日常生活の中に活きる禅を目指す
パーソナル禅トレーナーの禅崇 / Zensuです。



禅語【露地】(ろじ)


「露」は「ありのままの」
「 地」は「生まれつきの性格や本性」


本来はこのような禅語であった「露地」を「路地」になぞらえて

入り口の門から茶室へ向かう道、

そして庭のことを露地といいます。

浜離宮「芳梅亭」の露地

江戸時代に茶道の書物に出てくる言葉となり、

今日では茶庭の雅称として定着しました



茶に禅の精神を取り入れようとした

当時の茶人の想いが伝わってくるようです。




入り口の門から茶室へ向かう道のり、

そして茶庭そのものを露地としたのは、

どのような想いがあるのでしょうか。



俗世間で疲れた心

汚れてしまった心

そのような心を洗い流すために




茶室の門をくぐり茶室へと向かう中で

庭に咲く美しい花々を眺め

その香りを楽しむのです。




ゆっくりと進むその茶庭では

小鳥のさえずりや虫の音、

そして風の音、水面に映る日の煌きなど

たくさんの自然の恵みがあることに

ふと気づくのです。



こうした自然のもつ力で癒されて

本来の、ありのままのじぶん(=露地)を取り戻しつつ

茶室へと向かう、ということなのでしょう。




「本来無一物」という禅語があります。

人は何も持たずに生まれてきます。

そう人は、本来は無一物なのです。


そのことを思い出すための仕組みが

露地なのでしょう。





禅は、正しい姿勢と正しい呼吸で

心を調えることですが、

坐禅や作務だけでなく、

その方法は実にたくさんあるのです。



この露地のように、

周囲をよく観察し、自然の中で

五感を研ぎ澄ますことで

人に本来備わっている生命力や治癒力を

高めることができるのです。



さあ、お子さんと一緒に外へ出て、

近づく春の息吹を感じてみませんか。




パーソナル禅トレーナー
禅崇/Zensu





「いま・ここ・おやこ」のFacebookページはこちらです!
よければ「いいね!」お願いします!
https://www.facebook.com/oyakozen/


3月19日は、浜離宮で行います
Gifte!【浜離宮】一日一休さん!ZEN kids 体験
https://gifte.jp/culture/zazen_hamarikyu



禅崇/Zensuお問い合わせフォーム
http://www.genlightment.com/contact


禅崇/Zensuゲンライトブログはこちら
http://prt.nu/0/genlight

0 件のコメント:

コメントを投稿