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2017年2月3日金曜日

親子で一緒に坐りましょう(2)パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

日常生活の中に活きる禅を目指す
パーソナル禅トレーナーの禅崇 / Zensuです。

禅語【行住坐臥】


最近は畳のお部屋がないご家庭が多く、
「家では坐禅がやりにくい」というご相談もいただきます。



さて自宅で、おやこ坐禅に取り組むには、
どのようにすればよいのでしょうか。

「行住坐臥」という禅語があります。
日々の生活の中に禅はある、という教えの通り、

歩く(行く)こと、止まる(住む)こと、
座る(坐る)こと、寝る(臥す)こと、

すなわち禅は、あなたが望めば、
いつでもそこにあるものなのです。
あなたが意識することでそれは可能となります。

つまり畳に坐ることができなくても、
椅子を使ったイス坐禅でも、
おやこ禅に取り組むことができるのです。

坐蒲がなくても…できます!


【イス坐禅とは】
イス坐禅とは「イスを使った坐禅」のことをいいます。

これまで坐蒲を使って坐ることをお伝えしてきましたが、
「坐禅は無理」とあきらめていた方は、
イス坐禅に取り組んでみましょう。

イス坐禅であれば、ご自宅で気軽に坐ることができます。



【イスの選び方】
イス坐禅を行うイスのポイントは、ずばり、
坐骨を立てやすいか、です。

坐骨とは、お尻の両側にある骨盤の先端をいいます。
坐骨を立てると背筋がすっと伸びます。

座面は硬すぎず、やわらかすぎず、
床に対して水平なものが適しています。

脚の高さは、坐った時に太ももが床に対して
ほぼ水平になるくらいのものがちょうどよいです。

このような椅子に坐ることで腰が安定するため、
長い時間同じ姿勢を保っても疲れにくくなります。

リラックスしても姿勢が崩れないイスがいいですね


【イス坐禅のやり方】
イス坐禅は、これまでの坐禅とまったく同じと考えてください。
まず坐り、足元から形を調えていきます。

手の置き方・呼吸の方法・頭の位置など、
これまでのこのブログの坐禅の基本をご覧ください。

裸足が望ましいですが、冷えるようであれば
冷えない工夫をしてください。



【イス坐禅の姿勢】
まず足です。足を床にしっかりとつけて、
足幅は肩幅と同じぐらいに開きます。

坐骨を立て、おへそを突き出す感じで坐ります。
腰のすわりをしっかりと安定させることを意識しましょう。

禅定印を丹田におきます。
定印とは手の形をまあるくすることです。
丹田はおへその下にあります。

椅子のの背もたれにはよりかからず、
背骨をまっすぐにします。

頭の重さがもっとも軽くなるようにします。
つまり背骨の真上に頭を乗せる感覚です。

目は半眼にします。
肉眼と心眼のちょうど半分です。
まぶたは落とし、眼球は正面を見据えます。
下からぼわーっと光が感じられる程度にします。
肉眼で外を観ます。
心眼で内を観ます。


【呼吸について】
これも坐禅と同じです。
調身・調息・調心の順番で調えますから、
このように身を調えたあと、
呼吸を調えます。

長めに息を吐き出します。
そしてすっと吸い上げるように息を吸います。

はじめは口から吐いて、鼻から吸います。
しばらくして落ち着いてきたら
鼻からの呼吸に自然と切り替わります。

数息観で雑念を払います。
数息観とは、数字を心の中で
ゆっくりと読み上げる方法です。


【イス坐禅の時間】
通常の坐禅は長い線香が一本燃え尽きるまで
おおよそ40分間程度ですが、その半分を目安に
行ってみてはいかがでしょうか。

お子さんがまだ小さいうちは、
5分、10分と少しずつ時間を伸ばして
行くように回数を重ねましょう。

スマホアプリのタイマー機能を使うと便利ですね。


【イス坐禅の終わり方】
ふつうの坐禅と同じように、身体を左右に揺すりほぐします。
これを左右揺振(さゆうようしん)といいます。
そして合掌で坐禅を終えます。



【おやこ禅】
親子で坐禅について振り返ってみましょう。
長く感じたか、短く感じたか。

始まる前と終わったあとで
なにか感じ方が違うか。

おやこでしっかり向き合ってみましょう。

坐禅は心の筋トレとも言われます。
集中力・レジリエンス(復元力)・思いやり
様々な効能があります。

ぜひ実感できるように
トライしてください。

ビーチでイス坐禅も気持ちよさそうです


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2017年1月31日火曜日

坐禅は「する」ものではなく「なる」もの(4)   パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

日常生活の中に活きる禅を目指すパーソナル禅トレーナーの禅崇 / Zensuです。


禅語【主人公】


私は、この「主人公」という禅語が

とても気に入っています。




写真左は、20年以上前になりますが、平成7年に、

私の結婚祝いとしてある書家の先生にいただいたものです。

当時の私は、禅語「主人公」の意味(意義)を知らずに

「へ?主人公?ヒーロー?はずかし〜」

と、この書画に対して感じていました。



それから20年が経ち、大手不動産会社を退職し、起業・独立して、

平成27年に出家・得度をしました。

そのとき、禅の師匠から賜ったものが

写真右の絡子(らくす)の内側に書かれた主人公でした。



20年の時を経て、主人公という言葉に

ずっと励まされていた自分を感じました。

感謝の思いが涙とともに溢れ出ました。



私が主人公という禅語から得たこと〜


人は皆、自分の人生の主役です。

だから、自信を持って堂々と

不動の念をもって

活き活きとして生きよ!



また一人ひとりが大切な主人公なのです。

だから、主人公である他の人にも

尊敬の念をもって

活き活きと生きよ!



そして主人公であり続けるためには

サポートしてくれている脇役がいるのです。

だから、支えてくれている人々へ

感謝の念をもって

活き活きと生きよ!



主人公という言葉の素晴らしさを

子供たちに伝えたいと思い、

詩にしたりしています。





「病気になると」  禅崇

病気になると

おうちの人が病院に連れて行ってくれる
おうちの人はたよりになる
病気のわたしはたよりにならない…

お医者さんが病気を治してくれる
お医者さんはえらい
病気のわたしはえらくない …

お薬が病気を治してくれる
お薬はすごい
病気のわたしはすごくない…

わたしはたよりにならない…
わたしはえらくない…
わたしはすごくない…

ほんとうに、そうなのかな?

おうちの人も
お医者さんも
お薬も
病気を治す力を
わたしに与えてくれたんだ

病気になった自分を
ほんとうに治してくれたのは
じぶんじしん
”わたし”なんだよ

病気を治したわたしは
たよりになる・えらい・すごい

病気を治す
力をくれたみんなに
ありがとう



そう”わたし”が主人公





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2017年1月30日月曜日

坐禅は「する」ものではなく「なる」もの(3)   パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

日常生活の中に活きる禅を目指す

パーソナル禅トレーナーの禅崇 / Zensuです。


禅語【行住坐臥】



人々が日常生活を営むための、
ごく基本的な行動のことを言います。
行…歩く
住…立ち止まる
坐…すわる
臥…横たわる

禅は行住坐臥。
日々の生活の中にこそ禅はある。

そのような考え方です。

つまり、坐禅だけが禅ではなく、
日常生活におけるすべての活動が
禅にもなりうるのです。



呼吸のときにお話をしましたが、
無意識下で行っている呼吸を
ひとつ一つ意識して行うことで、
いま、ここにある自分と
無意識下にあった意識がぱっとつながる
そんな瞬間があります。

禅とはつまり、自分の意識です。
日常生活の一つひとつの活動を意識すること。
それが最も大切な教えのひとつなのです。

坐禅をする時間が取れないという方から
どのように禅に取り組めば良いか、
というご質問をいただくことがあります。

そのときの私の答えが、
行住坐臥でした。

坐禅のほかにも、
歩行禅や、立禅があります。

簡単に言えば、
歩行禅は、身体すべてを意識して一歩ずつ、
ゆっくりと歩みを進めながら、
足の運び方に集中することで禅を感じます。



立禅は、動きを止めて、視座を固定して
足の裏から大地に根を下ろすがごとく、
意識を下ろしていきます。

天と地の間にまっすぐ立っている、
そんな自分の存在を確かめるように、
ただひたすら立っています。

リラックスしていながらも
すべてに集中している状態
意識が行き渡っている状態

坐禅でなくても
ちょっとした時間を利用して
このような感覚を得ることも可能です。



お風呂に浸かって、またはおやすみ前に。
勉強を始める前、運動を始める前、
会議や仕事を始める前にも有効です。

ぜひ、トライしてみてください。


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2017年1月28日土曜日

坐禅は「する」ものではなく「なる」もの(1)   パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

日常生活の中に活きる禅を目指すパーソナル禅トレーナーの禅崇 / Zensuです。


坐禅は「する」ものではなく「なる」もの?


みなさんは、このように言われたら、どのように感じますか?

「坐禅をする」は、通じますが、

「坐禅になる」は、少々わかりにくいですか?



これまで、このブログでは坐禅の仕方について、

細かく具体的にお話しをさせていただきました。

それは、つまり「坐禅をする」方法をお伝えした、

ということです。


禅ではこれを「只管打坐」といいます。

ただひたすらに、坐禅に打ち込むべし

ということです。



ひたすらに一心に行うことで、

大切な意味が見えてくる。

坐禅は、人によって教えられて

学べるものではなく、

自らの身をもってその意義を知る、

ということが大切だという教えです。


そしてこの只管打坐に続く次の大切な教えは、


身心脱落

自分(内界)と対象(外界)との境界がなくなる


つまり、フロー状態ゾーンに入った状態のことですが、

熱心に打ち込んだその結果、このような状態になるのです。


まず、坐禅をします。

熱心に打ち込むと、

その人自身が「坐禅そのもの」

になってしまいます。


スポーツでも、勉強でも、ゲームでも、カラオケでも

熱心に無我夢中でやっていると、
あっという間に時間が過ぎていたり
普段の力以上の結果が出せたりしたという
経験はありますよね。


応援をするのでなく、応援そのものになりきっている
スポーツをするではなく、スポーツそのものになりきっている
勉強をするではなく、勉強そのものになりきっている

そのような感覚をフローとかゾーンなどと言ったりします。
なりきった状態は、集中力が非常に高まります。


さあ、熱心に坐禅をしてみましょう。

そして坐禅そのものになってみましょう。

これまでお話しをしてきた
・調身で身を調える
・調息で息を調える
・調心で心を調える

このようにして、坐禅を行うための準備が
やっと調ったのです。



坐禅そのものになるための方法を

これからいくつかお話しさせていただきます。



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2017年1月27日金曜日

坐禅は正しい姿勢と呼吸法から始めましょう(13)  パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

日常生活の中に活きる禅を目指す
パーソナル禅トレーナーの禅崇です。

脳内CPU(central processing unit)


CPUはソフトウェア(プログラム)を実行する装置のことですが、
使用率が高まると動作が遅くなったり、実行がフリーズしたりします。



例えば、デスクトップ上にWordを開き、エクセルを開き、
パワーポイントを開き、大量のプリントアウトの指示を出したり
そこにまたアプリを開いたり…

一度に沢山の作業を同時に実行しようとしてPCが固まる
という経験はありませんか?

そんなときは、いま必要のない作業をしているアプリケーションを
閉じます。不要なファイルは完全削除します。
メモリーを減らすために外付けハードディスクへフォルダを移します。
整理整頓、最適化。

そうすることで、CPU使用率は下がり、再び快適な作業が
できるようになります。


人も同じですね。

アレコレと思いを巡らせているとき、
過去の終わったことを考え、まだ来ない未来を心配し、
目の前の大切なことに集中できない。

人の脳内をPCに例えるなら、
このような状態にある脳内の
中央処理装置(CPU)の使用率は100%でしょう。

これでは目の前のやるべきことに集中できませんね。

そこで、坐禅です。
これまでお話ししたように

調身で姿勢を調えて
調息で呼吸を調えて
数息観で集中力を高めます。

すると、そのうちに
これまで頭の中にあった雑念や雑音が
気にならなくなり、

ただ呼吸をしている自分
数字だけを読み上げている自分
それを観察している自分が
いることに気づきます。

過去にとらわれない
未来も考えない

いま、ここにある幸せ
で心を満たすのです。

無になることはできなくても構いません。
このとき脳内CPUの使用率は
ほぼ最適な状態になっていることでしょう。



忙しすぎて働きすぎて
作業が進まなくなったのは
PCの故障ではありません。

忙しすぎて働きすぎて
行動が進まなくなったのは
あなた自身の問題ではありません。


いま生きているあなたは
ただそれだけで尊いのです。


坐禅とはこのように
本来の自己の健全な身心の状態を
取り戻すためのステップなのです。


さあ、調心しましょう。


次回は椅子坐禅について
お話しします。


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2017年1月26日木曜日

坐禅は正しい姿勢と呼吸法から始めましょう(12)  パーソナル禅トレーナー禅崇/Zensuのブログ

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いよいよ調心です。
姿勢を調え(調身)、腹式丹田呼吸で呼吸をしていても(調息)、
頭の中は集中するどころか、いろいろな雑念がやってきては去っていきます。
そしてまた新たな雑念や雑音が入ってきます。

このような中でどのように坐禅をすれば
心が調うのでしょうか。

私は坐禅が初めてという方には、
まず「数息観」を紹介しています。

呼吸するときに数字を心で読み上げます。
すると呼吸と数字に集中することができるので
他のことは考えにくくなります。

頭でかぞえながら、声には出さずに、
吐く時に「ひとー」と数えます。
そしてすっと吸い上げる時に「つっ」と数えます。
「ふたー」「つっ」「みー」「つっ」と続けます。

このようにして「とー」「おっ」まで数えたら、
再び「ひとー」「つっ」に返ります。

これを繰り返して数をかぞえて、
ひとつのことに意識を集中させるのが数息観です。

しかし、五つ、六つぐらいまで数えると、
いつのまにか数をカウントするのを忘れて
他の事を考えていたり、順番の違う数字を数えていたり…。
 

それに気づいたら、「ひとー」「つっ」に返って繰り返します。

この方法に慣れてくると、数字をカウントすることを忘れて、
他の雑念もなく、あるのは呼吸だけということになります。

身体とこの世界が呼吸でつながっている。
自発的な呼吸によって、息吹の扉がぱたん、ぱたんと
閉じたり開いたりしている感覚を得るのです。

これが調心に向けた大きなステップです。



私たちの呼吸は、通常1分間に18〜20回くらい行われています。
つまり一回の呼吸につき約500㏄の空気が肺に出入りします。

坐禅中の呼吸はゆったりと、深く、大きくなります。
通常の呼吸より回数は少なくなり1分間に5〜6回の呼吸になりますが、
一回の呼吸につき通常の3倍の空気が出入りすることになります。

その結果、肺の隅々まで古い空気と新しい空気が交換されます。
新鮮な空気が身体の隅々にまで行き渡る感覚は素晴らしいものです。


次回は心の中央制御装置(CPU)について
お話しします。

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